夕方帰宅して見ると、
子供達が100円ショップで購入した針金で
ペンチやニッパーを使い、夢中になって何かを作っている。
宿題そっちのけでその作業は寝る時間まで続いた。
息子の作品はまるで”フライドチキン”。
娘のは弦楽器のようだがはっきりしない。
翌日も学校から帰宅して作業を続けていた。一体何事!
出来上がったのは”バイオリン”と”カブト虫”
>>>なんと、あのフライドチキンには羽と足がついていた!!!<<<
針金細工を見るにつけ”ジャコメッティ”の立像を思い出し、
「それを作って」
と要求する身勝手な親。
「時間があれば作る」
と返事する子供達。
しかしなぜ”カブト虫”を作ろうと試みたのか?
実は小学校の図画工作で針金細工を作ることになり、
本人はカブト虫を作ろうと構想を練っていた。
授業という本番に備えて作ってみようと考えた行為だったのだ。
本番の日がやってきた。
さぞや凄い作品ができると期待していたら、
持ち帰った作品にちょっとガッカリした。
針金のカブト虫 と 工作キットのカブト虫
カブト虫は確かにできていた。
しかし工作キットを用いての制作であり、
創造力を高めるにはちょっと限界があるなあと感じた。
娘の小学時代も工作キットを使用していた。
美術の授業も個性化から、
画一化されたものへと変わりつつあるのだろうか?
ちょっと残念。
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