喫茶 ベル(宮崎県川南町)

30年以上前からある喫茶店。
軽トラ市の時はここの下の駐車場が音楽会場になっている。

喫茶 ベル

入ってびっくり!
広いスペースにおひな様コレクションがあって、観るものを楽しませてくれる。
お店の外観から、そういうコレクションが展示してあるとはとても思えないから、
感動はよりいっそう強かった。
佐土原人形、ガラス製、黒木国昭さんの初期の作品、九谷焼、源エ門・・・
(有田焼で色や柄などユニークでブームになった。コンセントカバー、
ランチョンマットなど商品化され、私もランチョンマットを2枚購入した。)

おひなさま

おひなさま2

軸は見もの。
5段飾りが印刷されているが、昭和23年作とは思えないほどきれいな色。
終戦直後で人形が手に入らない頃は、この掛け軸が活躍していたとか。
5月は鈴のコレクション展をやるとのこと。

おひなさま掛け軸

普段は十数点の油絵をかけてるそうだ。
バラ、風景、静物画5点位目に入った。
静物画として描かれているキャベツの表情がおもしろかった。
観るものがたくさんあって、時間がいくらあっても足りない。

おひな様を前に、ものは大事にしないとね!
自分に言い聞かせた次第。我が家のひな人形はご覧の通り。

ガラスのおひなさま

ところで、ベルの奥様は私が飛び入りのお客であるのにも関わらず
とても親切に、いろいろな事を教えてくれて有り難かった。
絵が好きなようだから、
メディキットが私財を投じて作った美術館(中島記念館)が、
去年(H24)日向にオープンしたから行ってみるとよいと教えてくれた。
国内外の優れた作品が展示されてるって!

そのうち、ちょっと離れて、日向市東郷町へワープしよう!
中島記念館(Nakajima Art Museum)

かい珈琲店(宮崎県川南町)

入口の窓からのぞく壁に
金色の額縁に入った東郷青児1897-1978の作品がある。
とってもお洒落だ。

東郷青児

パリにわたり、ピカソなどのキュビズムの影響を受けた
淡色で女性の曲線を強調した美人画。
俗っぽい絵と取れなくもないが、いろんな変遷を遂げてたどり着いた作品。
一度見たら忘れない。
この珈琲店設立当時から、掛かっていたのではないかと察する。

中はカウンター式になっていて、後ろの壁はずらり絵画が並んでいた。
ほうずき、コスモス、色紙に描かれた牡蠣が2個、その他何点かある。
ほとんど宮越博氏の描いたものだそうだ。

かい珈琲店

350円のブレンド珈琲がとても美味しかった。
味そして一連の作品が店の歴史を語る。