まちなかギャラリー夢たまご

西都原古墳で有名な西都市の中心街に位置する。
毎年県外からの観光客も多いと聞く。

夢たまご

ギャラリーしんとみは、町が運営しているのに対し、
夢たまごは、西都市と妻駅西地区商店街振興組合との連携により、
文化振興による中心市街地の活性化を目的にオープン。
商店街に来られる方々の憩いの場所として、
団体や個人の方の作品の展示施設となっており、
ここも気楽に入って、お茶を頂きながら、ゆっくり作品と向き合える。
一週間の賃貸料は3000円~5000円で
6ヶ月先まで予約がつまっているとのこと。

コーヒー100円
コーヒー、一杯100円。

鯛

夢たまごに入ると奥の方にとても目立つ絵が掛けてある。
弥勒祐徳先生の筆によるもの。なんと大胆なことか。
金の額縁、緑色を基調に鯛が皿からはみ出るように勢いよく描かれている。
先生の個展は終了しても、この作品は常時見ることができ、本も販売している。

ナカフミヒコさん

ちょうど、ナカフミヒコ切り絵作品展が開催されていました。
作者の那賀さんは切り絵を初めて3年だとか。
自分でデザインしたものを切って作品とする。
人がデザインしたものを切ったものとは明らかに違う。
その差を感じさせた内容でした。
ポスターに用いられたこの作品はとても個性的。間の取り方がいい。

切り絵
吹奏楽をやっている中高生には受けるはず。バックの千鳥格子は全部手作業。

切り絵2
空へ上っている感じがよく出ている。

エルザ

昔からある高鍋町の喫茶店。1960年代に創業されたかと思う。
高校の帰りによく立ち寄った。

エルザ

いろんなコーヒーの種類があり、値段も高かった。
キレイなカップに注がれたコーヒー、その雰囲気を楽しめた。
カフェオーレとは? 注文して初めて知る。
空のカップがきて、ミルクとコーヒーの入った金属製のかっこいいポットが2つ
カップの両サイドにおかれて、どうやって飲めばいいのかためらった。
好奇心旺盛なあの時代。中身を知りたくて、片っ端からメニューを見て、
値段と相談しながら、注文していた。
フレンチトーストもここで初めて食べた。本当においしかった。
中のインテリアも見たことのないものばかりで、本当に気持ちが高揚した。

エルザ入口

食と音楽と絵画やオブジェ。
今にして思うと芸術や異文化の発信地という役割を
喫茶店が果たしていたのかも。時代の変遷とともに内容も変わったが。
外観も凝っている。ドアの細工。当時のことを思いだし扉を開けてみた。
おもしろいランプを見つけた。ランプを支えるスタンドがとてもおもしろい。

ねこのランプ

熊谷守一の絵(リトグラフ)があった。
単純だけれどインパクトがありインテリアとよく調和する。
「昔薦められてかったけれど、いくら見ても飽きませんよね」と店主。

熊谷守一

あわせて、これも読んでみるとよいと差し出してくれたのが、熊谷守一の画集。
陽が死んだ日」という自分の幼い子供が亡くなる姿を油彩で描いた作品を
読売新聞(芥川喜好の解説)で見て衝撃を受けたことがある。
つらい場面をどうしてこんなに客観視できるのか?
その絵は画集にもあった!なんと47才の時の作品だった。
晩年はエルザにあるような作品になるが、
この本を読むと絵が変化していく過程がよくわかる。