カテゴリー: 街角アート

中に入ると額に入れた作品がたくさんある。
絵の価値は判らないけれど、
気に入った印刷物や葉書を額にいれて飾っているとのこと。

数々のモード写真、女性に人気のカシニョールの葉書
（フランスの庭園を背景に帽子をかぶってきれいな衣装を
身にまとった女性の姿を描く現代フランス人作家）。
ありふれているけど、リトグラフや実物を見ると赤や緑が協調されて綺麗。
女性心をくすぶり売れるのがわかる。
そのほか、ルノワール、いわさきちひろ・・・
洋服屋さんならではのチョイス。

一番好きなのは試着室の上に飾られている作品。
傘をさしたお母さんとおかっぱ頭の娘そのあとに続く犬、
可愛くてこちらも微笑ましくなる。

作者は誰？気になって調べた。
女流日本画家、小倉遊亀1895－2000（昭和41こみち）
日本画というと堅苦しくてと思うかもしれないけどこれはとっつきやすい。

３０年以上前からある喫茶店。
軽トラ市の時はここの下の駐車場が音楽会場になっている。

入ってびっくり！
広いスペースにおひな様コレクションがあって、観るものを楽しませてくれる。
お店の外観から、そういうコレクションが展示してあるとはとても思えないから、
感動はよりいっそう強かった。
佐土原人形、ガラス製、黒木国昭さんの初期の作品、九谷焼、源エ門・・・
（有田焼で色や柄などユニークでブームになった。コンセントカバー、
ランチョンマットなど商品化され、私もランチョンマットを２枚購入した。）

軸は見もの。
５段飾りが印刷されているが、昭和２３年作とは思えないほどきれいな色。
終戦直後で人形が手に入らない頃は、この掛け軸が活躍していたとか。
５月は鈴のコレクション展をやるとのこと。

普段は十数点の油絵をかけてるそうだ。
バラ、風景、静物画５点位目に入った。
静物画として描かれているキャベツの表情がおもしろかった。
観るものがたくさんあって、時間がいくらあっても足りない。

おひな様を前に、ものは大事にしないとね！
自分に言い聞かせた次第。我が家のひな人形はご覧の通り。

ところで、ベルの奥様は私が飛び入りのお客であるのにも関わらず
とても親切に、いろいろな事を教えてくれて有り難かった。
絵が好きなようだから、
メディキットが私財を投じて作った美術館（中島記念館）が、
去年(H２４)日向にオープンしたから行ってみるとよいと教えてくれた。
国内外の優れた作品が展示されてるって！

そのうち、ちょっと離れて、日向市東郷町へワープしよう！
中島記念館（Nakajima Art Museum）