春のワルツ(NHK)の絵画・オブジェ・・・・・

韓国ドラマ・ブームの火付け役は、確か”冬のソナタ(NHK)”。
この監督は秋・冬・夏それぞれドラマを制作しており、最終章が春。
今放映中の”春のワルツ”は今週の土曜日、最終回を迎える。
その後2週連続で総集編があるらしい。
友達から優しい気持ちになるからと薦められた
”冬・・”、そして”春のワルツ”。

再生した録画ビデオ、友達の家でごろんとして見るのもなかなかのもの。
内容そっちのけで目に入るのは壁に掛けられた絵画。
ありとあらゆる場面でいろんな絵が出てくる。
”冬のソナタ”でも気になったが、”春のワルツ”ではさらにエスカレート。
ますます絵に見入ってしまった。

特にドラマの中に出てくるミュージックオフィスは一見の価値あり。
100号?それ以上?のサイズの白いキャンバスに
黒い絵の具で楽譜らしきものが描かれ、
さらにその絵よりも小さいサイズの赤いキャンバスに
黒い色の楽譜が描かれたものを、
先ほどの白い作品の中央付近に重ねて置き、
黄色く彩ったチェロがかけてある。
そんな絵というのかオブジェというのか?
立体的な壁画なのか実物を見ているわけではないから、
はっきりとここで表現できないのは残念だが。
白・赤・黄色・黒(チェロの弦の部分)の配色、
そしてキャンバスに描かれた抽象化した楽譜はお見事。
その他、ピアノの鍵盤と思える明るい色調の抽象画。

この作品、誰が描いたのか知りたい思いが募り、調べたところ、
チョン・ギョンジャさんという女流作家でした。
一度実物を目にしたいものです。

何はともあれ”春のワルツ”を御覧になってください。
アートの宝庫です。眠いので今日はここまで。

ホセ ルイス クエーバス

横長い黒く印刷されたエッチング。
しかし、よく眺めると5 6人が好き勝手なポーズをとりながら動いてる。
剣を持つ者、象の鼻のように首が長くなった裸の女。
そして、おっぱいとおしりがやたらに大きい。
背中に羽を持つ者・・・天使ではない。羽は自由の象徴?
誰かに抵抗するかのように座り転げる様にこちらをみる女。
浮遊した者・・・シャガールの絵でよく目にする光景。
極限状態の中、人間誰彼問わずひと皮むけば皆裸。
表情は哀しげではあるがどこかユーモラス。
眺めれば眺めるほど、スポットがあてられた人から目が離せない。

購入した作品は”暗い部屋”と”戦争”。
どちらも同じサイズ。
左右に並べてパッと目を引くのは前者。
多くの人物があちこちに散らばって、広い視点で描かれている。
それに対して”戦争”は狭い視点の描写。
まるで拡大鏡を用いて人々をみている。そんな錯覚に陥る。
苦しみ抜いて購入した絵も掛けて1週間もするともう仲良しになっている。
”この絵はねえ、、。とても慈悲深い。
一言でいえば人間愛を表現していると思う。”
勧めたギャラリストと自分の間に信頼関係が芽生えてる。
付き合ってじわりじわりと良さがにじみ出てくる。
これが名画ではないだろうか。

有名な人の作品だからとか、値段が高いから良いとは限らない。
投資感覚で選べば、絶対良い絵には巡り会えない。

それにしてもクエーバスって、
どんな人生を歩んできた人なのか興味は尽きない。
この人の油彩は見たことがない。
おそらく版画が得意なのだろう。

あらためて小学生の息子が描いたドライポイントの下絵を眺めてみる。
この子も版画が好きなのか・・。
自分の子供を絵描きに見立てる身勝手な親。
あっこれは余談です。

娘の机の斜め前に掛けたクエーバス。
”この絵とてもいいと思わない?”と私。
”いいかどうかは解からない。でも、凄いという事は解かる。”と娘。
机のまん前には彼女のお気に入りの
4号の油絵、人物画、”儚き夢”これがまたいい。
さすが羽禰田さん。
並べて掛けてもひけをとらない。・・・・・・・・・・・大満足!

どら焼きの改造

さてここでおやつの時間だよ。
市販のどら焼きの間に
クリームチーズ、もしくは抹茶アイスをはさんで食べてごらん?
おいしいから。